気持ちよさそうな姿を描いた「猫」(1965年)
画壇や俗世間から離れ、身の回りの動植物を独自の様式で描き続けた画家、熊谷守一(1880―1977年)の作品を紹介する展覧会が姫路市立美術館で5月28日まで開かれている。
熊谷は岐阜県で生まれ、東京美術学校(現東京芸術大学)西洋画科選科で黒田清輝らに学んだ。戦後は家からほとんど外出せず、主に身近な生物を描き続けた。本展は熊谷と深い親交をもったコレクター、木村定三が愛知県美術館に寄贈したコレクションの中から、油彩、墨画、墨書、陶磁器、ブロンズなど約170点を出品した(途中展示替えあり)。熊谷の業績をほぼ展望できる構成だ。
熊谷の油彩画の特徴は太い線と平面的な構成にある。遠近法などの技法を否定し、見た印象を単純化して描いた。作品には一切無駄がない。自由気ままに生きる猫に共感したのか、猫を数多く描いている。「猫」(1965年)の気持ちよさそうに寝そべる姿は画家の生き方そのもののようだ。
熊谷は自宅の庭で地面に腹ばいになってアリの動きを観察し、左の2番目の足から動き出すことを“発見”したという。「赤蟻(あり)」など子供が描いたような生物の墨画、「蒼蠅(あおばえ)」「かみさま」などと思いのままに書かれた墨書は、熊谷の自由で純真な心を表しており、見る者の心を打つ。
<チェック Check>純真な心表す油彩や墨画──姫路市立美術館・「熊谷守一展」
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2006年04月14日
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熊谷守一展
Excerpt: 「純粋」ということ。 地下鉄に乗ってぼんやりと見ていた、姫路市立美術館で 催されている熊谷守一展のポスターに、そう書かれていました。 熊谷守一といえば、頭に鳥がとまっていても気にする様子もなくて ...
Weblog: haUsagi bergamote☆
Tracked: 2006-05-12 18:07
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